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仕様説明・用語集

印刷業界で使われる専門用語をわかりやすく解説します。

同業者様以外の発注されるお客様にもお役に立てると幸いです。

印刷物のご注文やお見積もり、ご依頼の際に参考にしてください。

​その他ご不明な点は、よくある質問ページ または お問い合わせください。

あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や行  ら行  わ行 

用語集/あ行

アウトライン化とは、文字情報やオブジェクトの縁取りを元にして、図形化(画像化)することです。

フォント(書体)の文字情報をあらかじめ図形化(画像化)することで、フォントがないパソコンで開いても「文字化け」が発生しません。

データ入稿の際は全てのフォントのアウトライン化をお願いしております。

※PDFによるデータ入稿の場合、印刷用のPDF(フォント埋め込み)の場合、アウトライン化する必要はありません。PDF入稿をオススメします。

■アナログ原稿

原稿用紙などの手書きで紙媒体に描かれたもの。現行使用されている印刷物もしくは、ワードやエクセルなどで作成された出力紙等の事です。スキャンが必要な場合、スキャン可能な原稿か事前にご相談ください。

用語集/か行

解像度とは、画像や表現の細かさ、精密度、綺麗さのことです。

一般的にこの値が高ければきめ細やかな表現になります。逆に解像度が低い画像はモザイクのようにガタガタ(ジャギー)の画像になってしまいます。解像度が高くなれば、その分必要とするデータの容量も大きくなります。解像はdpi(dots per inch)またはppi(pixel per inch)という単位が使用され、画像編集ソフトのPhotoshopやデザイン組版ソフトのIllustratorなどでデータを作成する際は解像度にご注意ください。

画像ファイルやロゴデータなどを入稿の際は、画像解像度300dpi~350dpiは必要です。グレースケールの場合は600dpi、モノクロ2階調の場合は1200dpiが推奨されています。低解像度の画像や素材データですと、印刷の仕上がり時はモザイクがかったような粗くガタガタの美しくない表示になってしまいます。もしくは、ピントぼけしたようなボヤけた仕上がりになります。ホームページやネットから無理やり取ってきた画像などは、72dpi程度となっているため解像度が低く、ほぼ印刷には使用できません。データがなくお困りの方は、データ起こしも承っておりますので、一度ご相談ください。

用語集/さ行

刷り出しとは、本刷り(本番の印刷)の前に見当合わせや色合わせなどの印刷機での調整のために行う、本番印刷前の試し刷りのことです。印刷内容や印刷色、間違いがないか刷り始めの段階でも入念なチェックが行われます。トンボ・図柄などを見て微妙な位置を合わせたり、インキの状態がある程度、安定して落ち着くように調整を行います。刷り出しの印刷を行うことでインキを安定させ品質安定することができます。
高度な条件の印刷物では、立ち合い印刷といってお客様に問題がないか確認していただいた上で印刷開始する場合もございます。

用語集/た行

■特色

特色とは、印刷においてプロセスカラーでは再現できない色を表現するために、調合されたインクのこと。スポットカラーや特練色ともいいます。「特別な色」や「特殊な色」「特別に調合した色」から特色と呼ばれるようになったといいます。調色することを「練る」と言う印刷業者もあり「特練色」ということもあります。

当社では48種類のオリジナル特色をご用意しております。使用する特色はインキの色を混ぜ合わせて作ったベツプリ完全オリジナル。DICの番号指定も可能なので、他にないほど色のラインナップが豊富です。オリジナルカラーはサンプルブックのご用意もありますので、ご希望の方はお問合せください。

(注)カラー用紙の場合は地の色がありますので、カラーサンプルと実際の色味が変わります。

■デジタル原稿

Photoshop・Illustrator・PDFで作成されたデータ。ページ編集を行う場合はInDesignを使用して下さい。Photoshopの保存形式はEPS、Illustratorの保存形式はaiでもEPSでも可。アウトライン済み、CMYKでお願いいたします。InDesignを使用したデータに関してはアウトライン済み、リンクファイルは全て添付して下さい。詳しくはデータ作成ガイドをご覧ください。

■超耐光耐性インキ

超耐性インキは、紫外線に強く通常のインキより長時間発色を保ち続けます。紫外線への耐久度を向上させる成分をインキに配合して太陽光などの紫外線の影響を受けづらくし、長期間掲示しても色褪せ、劣化が起きづらくなっています。但し、使用環境・条件により度合いは変化します。また、通常のプロセスインキより退色スピードを遅らせるだけで、退色しないわけではありませんのでご注意ください。

弊社印刷おいてDICグラフィックス株式会社製インキを使用しております。

通常カラー印刷用<プロセスインキ4色>は使用していますが、合成紙印刷にはより耐性の強いカラー印刷用<墨・藍・ディスプレイ黄・紅>を用いて印刷を行っています。

用語集/な行

■塗りたし(断ち落とし)

断裁時に仕上がり位置から断裁のズレが発生した場合でも白がでないようにするための予備の領域になります。印刷会社によっては裁ち切り(断ち切り)ともいいます。

裁ち落としの幅は通常、内トンボと外トンボの間の幅、仕上がりから3mm程度外側になります。

印刷する場合、一般的には、仕上がりよりも大きな用紙に同じものをいくつも付けて後で仕上がりのサイズに断裁して仕上げます。紙面の端部分まで写真や色が入るデザインの場合、仕上がりサイズぎりぎりの位置
までしか色を入れていない場合、断裁時にほんの僅かなズレが生じただけでデータで着色した部分が足りなくて紙の色が出てしまう可能性があります。それではお客様のデザインイメージと異なってしまいます。それを回避するため仕上サイズの外へ四方3mm程余分に写真や色を広げる必要があります。
データの端まで色が入らない場合は、仕上がりサイズで問題ありません。

用語集/は行

■平綴じ(ひらとじ)

中綴じと無線綴じとは違い、ミシン目で切り離す伝票などにもよく使用される製本です。針金(ホチキス)止めをして綴じる製本になります。

複写伝票やチケット帳、会議資料などによく用いられます。領収証や納品書のように綴じ部分の保護するためにクロス巻きする場合が多いです。

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